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「天国と地獄」

人生80年。良いときもあれば,悪いときもやってくる。しかし,その時そのとき,本来どうあるべきか,まっすぐに考え行動することは決して人生にとってマイナスとはならない。私がよく言う,"Nobody Knows."である。
他人を蹴落とし小ずるく立ち回ることにより,その場は自分にとってプラスに思えることも,将来どういう形でそのツケが回ってくるとも限らない。公衆の面前で恥をさらすことになるかもしれないし,妻も子も一族郎党陰口を叩かれるようになるかもしれない。飼い犬を始め,愛する家族を失うことにもなるかもしれないし,己が命を縮めることになるかもしれない。
人生はさながら天国と地獄のようなものである。

今日は何年か前に見た,「天国と地獄」(黒澤明監督,1963年)を紹介しよう。

誘拐事件を取り扱ったものである。製靴会社の社長(三船敏郎)の息子と大の仲良しである,社長付運転手の息子。誘拐犯(山崎努)は間違えて運転手の息子を誘拐してしまう。
社長は5千万円の身代金を支払うべきか葛藤する。その金があれば会社を拡張することができる,なければ自分は会社の支配力を失い,倒産する。
一方誘拐犯は,医学部に進みながら,貧困の所為で出世からドロップアウトしていく。
運不運,豊かさと貧困,善と悪,社長と運転手,高台の高級住宅とスラム街。すべてのエレメントがオルタナティブに描かれ,視聴者に決断を迫る。
最後は横浜のスラム街に追い詰められ,事件は幕となり,社長は破産し,再度靴職人から再起を誓う。
映像は戦後,高度成長前夜の,富と貧困が偏在する横浜を舞台としている。売春,ヤク,中毒,性病。。。横浜黄金町の暗黒の部分が圧巻である。

1963年3月,このセンセーショナルな映画が封切られるや,社会問題となり,翌月には「吉展ちゃん事件」が起こる。翌年には刑法改正がされ,誘拐に対しての刑罰が重くなるよう改正されたという。
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